12月6日
<事例1>
ガスコンロの火を消そうとしたとき、肩から羽織っていたポリエステル製のカーディガンの袖に火が燃え移った。
袖の火はすぐに手で消したが、いつのまにか後ろまで火が回っていて、背中をやけどした。
(70歳代 女性)
<事例2>
仏壇の電球を替えていた際に、ろうそくの火が洋服に燃え移った。自分で水をかけ火を消したが、おなかやももにやけどを負い、入院した。
(70歳代 女性)
<ひとこと助言>
11月8日
<事例1>
知らない業者から電話で、「オリンピック関連企業への投資のパンフレットが全国500名限定で送付されるので、届いたら権利を譲ってほしい」と言われた。
パンフレット到着後に電話をくれたら、東京オリンピックの入場券をプレゼントするという。不審である。
(60歳代 男性)
<事例2>
以前、ある会社の未公開株を30万円で購入していたが、先日、証券会社の担当を名乗る者から「オリンピック開催が決定して10倍の300万円になったので売らないか」と電話があり、売ることにした。「売却代金を送金する保険料」として30 万円振り込んだが、その後も手数料等の名目で何度も請求を受けお金が無くなり、友人に借りに行ったところ、詐欺だと言われた。
(70歳代 男性)
<ひとこと助言>
11月1日
<事例1>
亡くなった夫宛てに、NPO法人を名乗る団体から「告発通知」という文書が届いた。驚いて差出人に電話をかけると、「あなたの夫がポルノビデオを買ったの で告発される。
今なら告発を取り下げることができるので、お金を払うように」 と言われた。
心当たりはないが故人の名を汚したくないと思い、5回にわたって 合計約300万円を郵送したが、その後も、「まだ足りない。あと150万円支払え」 などと電話がある。どうしたらよいか。
(60歳代 女性)
<ひとこと助言>
10月11日
<事例1>
突然、「会員になれば、ロト6の当選番号を事前に教える」という電話がかかってきた。「当選番号を言うから、明日新聞で確認してみて」と言われ、翌朝の新聞を見たところ、当たっていたので、すっかり信用してしまった。
会員になるため、審査費用1万円を指定口座に振り込み、「宝くじが当たったら」という将来の夢を書いた作文を保険証のコピーと一緒にファックスで送った。
後日合格の連絡の際に、情報料として350万円かかると聞き、あまりに高額だったので不安になった。払っても大丈夫だろうか。
(60歳代 男性)
<ひとこと助言>
9月14日
<事例1>
A社から「ダイヤモンドの会社(B社)から封筒が送られてきていないか」と電話があり、「あなたしか買えないので、代わりに買ってくれたら倍額で買う」と提案された。
しばらくしてB社から電話があり、150万円分購入することにし、指示されたとおり宅配便で品名に「金属類」と書いて現金を送った。その後、A社から「100万円分上乗せしてほしい」と電話があり、娘にお金を借りに行ったところ、「だまされている」と言われた。
後日、ダイヤモンド3石が送られてきたので、質屋で見てもらったが「値が付くものではない」とのことだった。お金を取り返したい。
(契約者:80歳代 女性)
<ひとこと助言>
9月3日
<事例1>
「近所で工事をしているのであいさつに来た」と訪ねてきた男性から、「お宅の屋根の鬼瓦が傾いているのが気になっていた。隣の家に落ちると大変だ。今なら残っている漆くいを使って千円で直してあげる」と言われ、千円ですぐ直してもらえるなら、と修理をお願いした。
作業終了後「瓦が浮いている。このままだと雨漏りするので屋根全体を工事したほうがいい」と言われ、雨漏りしたら大変だと慌ててしまい、約20万円の工事の契約をした。
しかし、冷静になってみると契約を急ぎすぎたような気がする。クーリング・オフしたい。
(60歳代 男性)
<ひとこと助言>
8月23日
<事例1>
両親が老人ホームに入居することになり、新聞を解約しようと販売店に連絡した。
すると、「解約するのなら、購読期間が残り6年半あるので、契約時に渡した景品代を返してほしい」と言われた。
長年同じ新聞を購読してきて、3年前に5年間の契約をして、景品としてテレビをもらい、さらに、1年半前にその後4年間の契約をして、約5万円分のビールをもらったらしい。
やむを得ない事情による解約なのに、解約に10万円近くのお金がかかるのは納得できない。
高齢の両親が高額な景品代を返すのは困難だ。どうしたらよいか。
(契約者:80歳代男性)
<ひとこと助言>
8月2日
<事例1>
40年くらい前に、北海道の山林を約70万円で購入した。
1カ月ほど前、「この土地を買いたい人がいるので坪12万円で売ってほしい」と電話が来た。
購入希望者の「買付証明書」や「印鑑証明書」が届いたので信用して、土地に生えている木を取り除くための整地代として約20万円を個人名義の口座に振り込んだ。
その後さらに、「道を造る」などと言われ、5回以上にわたって合計約420万円を振り込んだが、そのうち電話をしても業者と連絡が取れなくなってしまった。どうしたらよいか。
(80歳代 男性)
<ひとこと助言>
7月19日
<事例1>
突然知らない業者から「ご注文頂いた健康食品を送ります」と電話があったので「健康食品を利用する習慣はない。
頼んでいないので送らないでください」と言って電話を切った。
後日差出人のない封書が届き、「健康食品の注文の確認をしたが、頼んでいないなどと発送前日にキャンセルされ損害金が発生した。期間内に3千円支払わなければ法的手段に訴える」と書いてあった。注文していないのに損害賠償請求される覚えはない。どうしたらよいか。
(70歳代 女性)
<ひとこと助言>
7月11日
<事例1>
エスカレーターに乗ろうとして踏み外し、後ろ向きに転倒して後頭部を打撲、3針縫った。
(80歳代 女性)
<事例2>
エスカレーターに乗った際、両手に荷物を持っていたため、バランスを崩して頭部を打撲した。
(80歳代 女性)
<事例3>
歩行に杖を使う必要がある。駅構内のエスカレーターで、後方から上がってきた人に杖に接触されてバランスを崩したため、転倒し救急搬送された。
(50歳代 男性)
<ひとこと助言>
6月24日
<事例1>
過去に未公開株を3千万円ほど購入したが、いまだ上場していない。
最近、ボランティア団体から電話があり、「未公開株の代金の返金請求をしてくれる」と探偵事務所を紹介された。そこに電話をしたところ、「あなたに株を販売した会社は海外に資産があり、裁判を起こせば被害金が取り戻せる」と言われ、手続き費用として約10万円振り込んだ。
数日後「裁判が始まった。1週間後の判決で返金できるか決まるが、弁護士費用に約40万円必要」と連絡があった。裁判なのに進行が早過ぎるのではないか。不審である。
(80歳代 男性)
<ひとこと助言>
6月14日
<事例1>
チラシ広告を見て質屋に電話したところ、「何でもいいから質草を持ってきて」と言うのでゴミ同然の時計を持って行き、9万円借りた。
返済は、年金支給日に2回に分けて口座から自動引き落としですることとなった。利息が高いので一括で返そうと思ったが、11万円以上も返済しなくてはならず、到底支払えない。
借りたものは返さないといけないと思うが、生活できない。どうしたらいいか。
(60歳代 男性)
<ひとこと助言>
6月7日
<事例1>
親戚の高齢の女性が、金融機関で大金を引き出していた。
どうしたのか聞いたところ、公的機関を名乗る男性が突然自宅を訪ねてきて、「あなたは過去に色々な業者から寝具を購入しているため、今後も勧誘が続く。訪問販売業者が来ないように手続きしてあげるので、その費用として150万円必要」と言われ、現金を下ろしにきたということだった。
この後その男性が自宅にお金を取りに来るらしい。不審に思うがどうしたらよいか。
(当事者:80歳代 女性)
<ひとこと助言>
5月14日
<事例1>
母宛てにA社から、シェールガスの採掘業者の施設運用権に関する案内書が届いた。
その後Bという別の会社から電話があり、「運用権を買いたいが案内書が届いた人しか買えないので名義を貸してほしい。後日謝礼をする」と言われ、母は「謝礼がもらえるなら」と了承した。
しかし、後になってB社から「当社が半額負担するので500万円を宅配便でA社に送ってほしい」と言われ、送金したという。
その後も数回、名義変更手数料等の名目で請求され、支払っていた。
詐欺だと指摘したが、母は謝礼の話を信じている。返金してほしい。
(当事者:60歳代 女性)
<ひとこと助言>
5月8日
<事例1>
公的機関を名乗る人から、「払いすぎた医療費の還付がある」と電話があった。
「金融機関では還付に対応できないので、市役所かコンビニ、あるいは病院のATMに行くように」と言われた。
市役所に行き、ATMの前から携帯電話で教えられた先に連絡し、指示通りに操作をして還付の手続きをしたが、通帳を確認すると、知らない人物に100万円近く送金してしまっていた。
どうしたらいいか。
(60歳代 女性)
<ひとこと助言>
4月24日
<事例1>
勝手に株を購入されてキャンセル料の請求!?買え買え詐欺の新手口!
突然、証券会社を名乗る男性から「あなたの名前でA社の株を1,000万円購入した」と電話があった。「あなたは選ばれた人で株を買う権利がある。自分が買いたいが買えないので申し込んだ」などと言われたが、おかしな話だと取り合わなかった。
しかし、その10分後にA社から「申込みを受け付けた。明日証券を送る」と連絡があり、びっくりして契約していないことを伝えると、証券会社にキャンセルの連絡をする必要があると言う。
慌てて証券会社に電話をしたところ「キャンセル料を払ってもらう。明日自宅まで取りに行く」と言われた。
本当に自宅まで来てしまったらと思うと怖くてたまらない。
(60歳代 女性)
<ひとこと助言>
4月17日
<事例1>
突然知らない業者から「注文を受けた健康食品が準備できたので代引きで送る」と電話があった。
注文した覚えはなかったのでびっくりして断ると、「注文を受けたときの録音もある。裁判に出してもいいんだ」など、とても強引な口調で言われ、こちらの話は全く聞いてもらえなかった。
そのうち「商品はセット販売で3回分注文されているが、1回分の2万円を支払ってくれればその後の契約は取り消す」と言われたので、裁判などこれ以上面倒なことに巻き込まれたくない一心で、承諾してしまった。
翌日商品が届いて中身を見たが、やはり注文した覚えは全くない。返金してほしい。
(70歳代 男性)
<ひとこと助言>
3月22日
<事例1>
刃がセラミック製のスライサーを購入した。たまねぎを切る際、大きいので大丈夫だろうと思い、安全ホルダーを使わずに使用したところ、右の親指の先を切ってしまった。
調理は今までほとんどしたことがなく、スライサーは包丁より簡単に使えるものだと思っていた。
(60歳代 男性)
<事例2>
テレビショッピングで購入したスライサーの刃の調整の仕方を調べているときに、刃に指が触れ左手の中指と薬指が切れた。
その後、安全ホルダーを使ってごぼうをスライスしたが、ごぼうが刃につかえて動かなくなってしまい、それを取り除こうとして右手の親指の先を爪ごと切ってしまった。
(60歳代 女性)
<ひとこと助言>
3月12日
<事例1>
過去に医療機関債の契約をした。「医療機関債の被害回復ができる」という電話がかかってきて、「犯人が刑務所に入ってしまうと被害は回復されなくなる。今日中に被害回復を申し込めば半分くらい取り戻せるかもしれない」と言われた。どうしてうちに電話してきたのか尋ねると、「マスコミ関係者で情報を入手した」などと言われた。
(70歳代 女性)
<事例2>
高齢の両親の住む実家に帰ったとき、たまたま電話を取ると、「医療機関債の被害者名簿が警察から回ってきて1軒ずつ電話している。被害救済をしているが、取り戻した金額の10%の手数料をもらう」という話だった。両親は昨年医療機関債を購入していたらしい。このような被害救済の話は本当か。
(70歳代 男性)
以前、規制緩和で一時ブームになった『医療機関債』を購入して詐欺被害に遭った方へお金を取り戻せると偽り再び勧誘をしてくる例があります。冷静に考えたらあり得ない話でもうまく口車に乗せられお金を支払ってしまいます。
2月14日
「素晴らしい作品」とおだてられ・・短歌掲載の次々勧誘
過去の文芸誌に掲載された短歌を見たと言って出版業者から雑誌に短歌を掲載しませんかと誘います。震災の被災者の役に立てるといわれ掲載料20万円を支払ったら次々と新たな業者から掲載を頼まれ気が付いたら1千万円も支払っていた(80歳代女性)。昔からある手口です、自分の短歌や俳句を褒められて喜ばせて人の役に立つならと思わせお金をむしり取ります。注意しましょう。
1月29日
「賞金が当たった」「賞金当選のための資格を獲得」などと、宝くじに当選したようなダイレクトメールが海外から突然届き、賞金を受け取るための申込金などの名目でお金を支払わせる手口が、最近また増加しています。
なかにはクレジットカードの番号を教えたために毎月料金を引き落とされるケースもあります。安易にクレジットカードの番号などを業者に知らせないことが大切です。
1月18日
過去に未公開株や社債,外国通貨などの被害にあった方に、国民生活センターの名前をかたって書面が送られていることがわかりました。調査名目で電話に誘導しさらに、未公開株などを勧誘します。複数回送り付ける例もあります。住所もマークも本物と同じに印刷され、電話番号だけが偽物になっています。このような郵便が来たら消費者相談センターに連絡をしてください。国民生活センターからは相談にされた方以外に郵便物を送ることは絶対にありません。