2020年 国民生活センター見守り情報

消費者ホットラインは電話番号188へ(近くの消費者相談センターに繋がります)


12月1日

除雪・排雪サービスのトラブルに注意

シーズン10回分の除排雪サービスを約4万円で申し込み、5回分は終了した。

ところが6回目を依頼し、了承されたのに作業をしてくれない。連絡しても 「作業担当者に確認する」と言ったきり、電話にも出ない状態が続いている。

(60歳代 男性)


<ひとこと助言>

  • 除雪・排雪サービスを利用する際は、作業回数や具体的な作業内容、事業者が大雪等で現場に来られず作業できなかった場合や、作業時に自宅や近隣施設を破損したときの対応などを事前によく確認しましょう。
  • 契約前に、実際に場所を見てもらったうえで複数社から見積もりを取り、サービス内容を比較、検討することも大切です。契約の際は、契約内容をよく確認し、書面として残しておきましょう。
  • 前払いの契約は、作業が実施されなかった場合などに返金を求めることが難しいこともあるので、慎重に検討しましょう。


11月17日

配置薬の補充だけのはずが…高額な健康食品を買うはめに

一人暮らしの母は20年以上前から配置薬を使用し、約3カ月ごとに訪問を受けていた。

先日、今までとは別の担当者が来た。

常備薬の補充の後、1瓶約4万円もするサプリメントの勧誘を受け、断っても「10回払いにすればいい」と言われ、配置薬補充代金とは別に、約3千円を集金されたようだ。

(当事者:70歳代 女性)


<ひとこと助言>

  • 配置薬を補充する定期訪問の際に、高額な健康食品を勧誘されたという相談が寄せられています。不要なら、きっぱりと断りましょう。できれば一人で対応せず、家族など周りの人に同席してもらいましょう。
  • 家族など周りの人は、高齢者の家に頻繁に訪問してくる人がいないか、家の中に多量の未開封の品物や不明な契約書がないかなど、日ごろから気を配りましょう。
  • 困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。家族や周りの方が相談する場合は、できるだけ本人から詳しく話を聞きましょう(消費者ホットライン188)。


10月27日

排水管の高圧洗浄トラブルに注意

「排水管の高圧洗浄3千円」というチラシを見て、電話で依頼した。

来訪した業者から渡された見積書は2万円を超えていたが、自分が家に呼んだので断ったら申し訳ないと思い、契約書にサインした。

その後、同じ業者の別の人が家に来て、「排水設備が老朽化しているので、全部交換したほうがいい。交換しないと家が傷んでしまう」と言われ、20万円の排水工事の契約を結んでしまった。

(80歳代 女性)


<ひとこと助言>

  • 低価格を強調したチラシをみて、排水管の高圧洗浄を依頼したところ、高額な費用を請求されたという相談が寄せられています。
  • チラシに「〇〇円」と大きく記載されていても、その料金は1カ所あたりの費用である旨等、料金の条件や、詳細な説明が小さな文字で記載されていたり、目立たない部分に記載されていたりすることがあります。チラシの内容をしっかりと確認し、安さにつられて安易に依頼しないようにしましょう。また、本当に必要な作業なのか冷静に判断する必要があります。
  • 排水管洗浄の契約をきっかけに、事業者からさらなる点検や別の作業の契約を勧誘される場合もあります。必要がない契約はきっぱり断ることも大切です。


10月20日

体力や体調に合わせた運動を! フィットネスクラブ等でのけがに注意

<事例1>

スポーツクラブでトレーナーの指示に従って反復横跳びをしていた際、体のバランスを崩して後ろに倒れ、左手を骨折した。

(70歳代 女性)

<事例2>

体操教室で片足スクワットを行っていたところ、バランスを崩してしまい、横にあったポールに左手首をぶつけてしまった。激痛を感じて病院に行ったところ、骨折していた。

(70歳代 女性)


<ひとこと助言>

  • 高齢になると身体機能が弱くなり、認知機能やバランス感覚も低下するため、運動中の事故やけがが起きやすくなります。無理をせず、自分の体力やその日の体調に合わせた運動をしましょう。
  • インストラクター等から指導を受けるときは、運動経験や持病等を伝えた上で、自分のレベルに合った指導を受けましょう。
  • フィットネスクラブ等を選ぶ際は、万一の事故の発生を考えて、スタッフが常駐している、AEDを設置している等、安全管理が整った施設を選ぶと安心です。


10月6日

恋愛感情や親切心につけ込む「国際ロマンス詐欺」に注意

SNSで知り合ったアメリカの軍医だという男性からメールをもらうようになった。

退役したら伴侶を得たいと言われ心を許してしまった。

お金と金塊を送るので受け取ってほしいと言われたので了承し、保険と送料で1500ドル必要だと言われ送金した。

その後、空港で止められたので通すためにクリアランス料が必要だと何度も言われ、200万円振り込んでしまった。

(70歳代 女性)


<ひとこと助言>

  • インターネットで知り合った外国人と連絡を取り合ううちに送金を迫られる「国際ロマンス詐欺」に関する相談が寄せられています。面識のない人から荷物やお金等を送りたいと言われても、安易に受け取る約束をしないようにしましょう。
  • 荷物やお金等を受け取るための手数料等を求められても、絶対に支払ってはいけません。支払ってしまうと返金を受けるのは極めて困難です。
  • 本人が恋愛感情や親切心を利用されていると認識していない場合もあり、周囲のサポートが重要です。本人の話をよく聞き、冷静に対応しましょう。
  • 不安に思ったら、送金をする前に、すぐにお住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。


9月16日

骨折も! バスでの転倒事故に注意

<事例1>

バス乗車中に席が空いたので、座ろうとしたところ、バスが急停車し大きく揺れて床に尻もちをついた。

(70歳代 女性)

<事例2>

バスが走行中に急ブレーキが掛かり、転倒し左足の太ももを骨折した。

(60歳代 女性)


<ひとこと助言>

  • バス車内での転倒事故が多発しています。特に高齢者は、車の発進など急な動きでバランスを崩しやすいので注意が必要です。
  • 走行中はできるだけ着席し、立っている場合は手すりやつり革にしっかりつかまりましょう。席を立つときは、バスが完全に停車してから立ち上がることが大切です。
  • 事故は乗車中だけではなく、乗り降りの際にも起こることがあるので、手すりをつかみ、つまずくことがないよう注意が必要です。
  • 周囲の人たちも、高齢の方に座席や手すり等につかまりやすい場所を譲ることを心掛けましょう。


9月8日

大金をあげる? 知らない人からのメールは無視!

障がいがある女性の携帯電話に、知らない人から「1850万円を譲る相手にあなたが選ばれました。手続きをするためお金を振り込んでください」というメールが届き、女性はその内容を信じ込み2千円振り込んだ。

その後、追加で1万円を要求されたが手元になく「1万円を振り込まないとお金がもらえない」とお金の管理を手伝っている支援者の自分に相談してきた。

(当事者:50歳代 女性)


<ひとこと助言>

  • 携帯電話やスマートフォンを持っていると様々な迷惑メール等が送られてきます。メールの内容に従ってお金を振り込んでも大金はもらえません。知らない人からのメールは無視するなど、家族や周りの人とよく話し合っておきましょう。スマートフォン等の設定で予防もできます。
  • 家族や周りの人は、変わった様子はないかなど、日ごろから気を配りましょう。同様の手口に再度だまされてしまうこともあるので、何度も繰り返し注意をする必要もあります。
  • 少しでも不安を感じたら、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。
  • 一人での相談が難しい場合は、家族や周りの人が付き添いましょう。


9月1日

国勢調査を装った不審な電話に注意!

<事例1>

数日前、「国勢調査」と言って電話があり、銀行のことについて「いくつ口座があるか」「預金は1千万円以上あるか」と聞かれた。

「口座は二つあり、預金は1千万円以下だ」と答えた後、不審に思い電話を切った。

(80歳代 女性)

<事例2>

国勢調査だと言って個人情報を聞かれたことがある。

答えなかったが、答えたほうがよかったのだろうか。

(70歳代 女性)


<ひとこと助言>

  • 国勢調査では、調査員が電話で直接、個人情報や預金額等を聞くことはありません。
  • 公的機関等をかたり、家族構成や資産状況等を聞き出そうとするいわゆる「アポ電」の可能性もあります。このような電話は、すぐに切ってください。
  • 着信番号通知や留守電の録音機能を活用し、誰からの電話か分かったうえで電話に出るなどし、トラブルを防ぎましょう。
  • 国勢調査に関する不審な電話があったときは、お住まいの市区町村の国勢調査担当や、自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。


8月18日

災害に便乗した悪質な修理業者に注意

訪問したリフォーム業者に「台風で屋根瓦が浮いている」と言われ、屋根を見てもらったところ、写真を見せられ屋根の修理を勧められた。

「火災保険が下りれば実費負担なく工事ができる。保険の申請は無料で代行する」と言われ、申込書にサインした。

その後、知り合いの業者に写真を見せたら修理の必要はないと言われた。

申込書には「保険適用前にキャンセルすると10万円かかる」と書かれている。契約をやめたい。

(80歳代 男性)


<ひとこと助言>

  • 災害に便乗して、不必要な住宅修理を契約させられたという相談が寄せられています。
  • 「火災保険が使えるので負担はない」「無料で保険の申請代行をする」などと勧誘されても、すぐに契約しないようにしましょう。
  • 災害により被害を受けたら、慌てずに複数の業者から工事の見積もりを取り検討しましょう。
  • また、保険の適用対象となるか、申請はどのようにするかを自身が加入している保険会社に確認しましょう。
  • 家族や周りの人は、高齢者や障がい者の家に不審な訪問者が来ていないか、気を配りましょう。
  • 不安を感じたら、早めにお住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。


8月12日

災害時の宿泊施設の解約トラブル

6万円の旅館を宿泊予約し、クレジットカードで決済した。

台風の接近に伴い、電車が運休することになったため、行くことができないと思い宿泊の2日前に解約の連絡をしたところ、50%のキャンセル料を請求すると言われた。

交通機関が止まるため行くことができないのにキャンセル料がかかるのは納得できない。

(70歳代 男性)


<ひとこと助言>

  • 旅行や宿泊施設のキャンセルについては、原則として旅行会社や宿泊施設の規約に従うことになります。しかし、台風や地震などの災害時は、事業者が特別な対応を行っている場合もあります。まずは事業者に問い合わせてみましょう。
  • 予約する前にキャンセル料等、規約をよく読み、納得した上で申し込みましょう。不明な点があれば事業者に確認しましょう。


7月28日

まだまだ多い 物干しざおの移動販売トラブル

物干しざおが古くなったので、車で近所を回っていたさおだけ屋を呼び止めた。

値段を聞くと「ニーキュッパ」だというので、2,980円だと思い2本注文した。

業者が長さを測って切った後、59,000円を請求してきた。

1本29,800円だった。

切ってしまった後なので断れないと思い、仕方なく支払った。

(60歳代 女性)


<ひとこと助言>

  • 物干しざおの移動販売に関する相談が依然として寄せられています。販売価格を明確に伝えられないまま、作業後に高額な請求をされるケースが多くみられます。購入前に「1本〇〇円」と明確な販売価格を確認しましょう。
  • 領収書が渡されない、連絡がつかない等、返金交渉が困難なケースもみられます。納得できない場合はその場でお金を支払わないようにしましょう。
  • 無理やり支払いを求められた場合は、周囲の人や警察に助けを求めましょう。車のナンバーを記録しておくのもよいでしょう。
  • 契約の取り消しが可能な場合もあります。困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。


7月7日

熱中症 室内でも水分補給はこまめに

<事例1>

起床時から脱力感があり、動くことができなかった。
しばらく様子を見るも症 状が改善せず、救急車で運ばれた。
(60歳代)

<事例2>

エアコンをつけず、扇風機をつけた状態でぐったりしてしまい、救急車で運ばれた。
(90歳代)


<ひとこと助言>

  • 室内でも熱中症が起きており、注意が必要です。
  • のどが渇いていなくても、こまめに水分補給をしましょう。
  • 室内にいるときは、日光を遮る、風通しを良くするなど、室内が高温にならないようにしましょう。また、無理せずエアコンや扇風機を上手に使って室温を調節することも大切です。
  • 家族など周りの人は、積極的に声掛けを行うなど、様子に変化がないか気を配りましょう。


6月16日

格安スマホ 今までの携帯電話会社との違いを確認して

格安スマホに興味を持ち、契約内容について問い合わせたうえで申し込んだ。

「通信状態は変わらず今より利用料金が安くなる。

通話は1回10分以内であれば無料」との説明だったので、今までと同じ通話方法で使っていた。

しかし、契約後、2カ月間で2万7千円もの高額な通話料を請求された。

契約書には「10分以内の通話を無料にするには特定のアプリを使用しなければいけない」と書かれていた。

(60歳代 男性)


<ひとこと助言>

  • 格安スマホは今までの携帯電話会社と同じサービスが利用できるとは限りません。サポート内容や問い合わせ方法など、契約内容をよく確認し、今までの携帯電話会社との違いを理解した上で契約しましょう。
  • 無料通話は独自のアプリを使うなど、格安スマホ会社により指定のサービス提供方法があり、注意が必要です。よく確認しておきましょう。
  • 契約について不安に思うことやトラブルが生じた場合は、早めにお住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。


5月12日

慌てないで! トイレ修理で思わぬ高額請求

トイレが詰まり、電話帳で見つけた業者に電話をして来てもらった。

急いでいたので料金等は電話で確認しなかった。

修理をしてもらったが、結局新しい便器に交換することになり、作業が終わった時点で「20万円」と言われた。

すでに作業も終わっていたので仕方なく支払ったが、高額だと思う。

(70歳代 男性)


<ひとこと助言>

  • 慌てて事業者を呼んでしまいがちですが、複数社から見積もりを取って、作業内容や料金をよく確認しましょう。事前に出張や見積もりに掛かる料金の有無を確認することも大切です。
  • 現場の状況次第では、更に修理が必要な場合もあります。作業前に作業内容や料金等を確認し、納得できない場合はその場で契約しないようにしましょう。
  • 急を要するトラブルに備え、安心して依頼できる事業者の情報を日ごろから集めておきましょう。水漏れの場合は、自宅の止水栓の位置と締め方を確認しておくとよいでしょう。
  • 困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。


4月28日

新型コロナウイルス 給付金を装った詐欺に注意

<ご注意ください>

  • 新型コロナウイルス感染症に関する特別定額給付金に関連した相談が寄せられています。
  • 手続きに関して、行政・公的機関、金融機関の職員が訪問し、通帳やキャッシュカードを預かったり、電話やメール・SMSで個人情報や暗証番号を聞き出したりすることは絶対にありません。
  • 行政から委託されたという業者などからの電話や訪問、メール・SMSなどには反応せず、個人情報は教えないようにしましょう。
  • 少しでもおかしいと感じた場合や、トラブルに遭った場合は、早めにお住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)

  • 今後、新たな手口が現れる可能性があります。国民生活センターでは新型コロナウイルスに関連した情報発信を行っています(「国民生活センター コロナ」等で検索)。根拠のないうわさなどに惑わされずに、正確な情報に基づいて冷静に対応することが大切です。


3月17日

安易な気持ちで行かないで 着物の強引な勧誘に注意

知人に「呉服店に行けば何かもらえる」と誘われ、出向いたところ、6人くらいの店員に囲まれて反物を体に合わせられた。着物はほとんど着ないので断ったが、「セットで買うと20万円値引きする」と言われた。さらに断ると別室に案内され、「お金が無い」と言っても、「ローンを組める」などとしつこく勧められた。3時間以上も勧誘され、仕方なく約60万円の着物セットを20回の分割払いで購入してしまった。

(70歳代 女性)


<ひとこと助言>

  • 親しい人からの誘いでも、行った先で強引な勧誘を受けることがあります。安易な気持ちで行くのは要注意です。
  • 「お金が支払えない」と断ると、借金や分割クレジット払いを持ちかけられ、断る理由を封じられてしまうことがあります。望まない契約ならば、「いりません」「やめます」とだけ伝え、きっぱりと断りましょう。
  • それでも契約してしまった場合やトラブルに遭ってしまったときは、早めにお住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。


3月12日

新型コロナウイルス 正確な情報をもとに冷静な対応を

<事例1>

突然自宅を訪問してきた業者から、「新型コロナウイルス流行拡大の影響で金の相場が上がることは間違いない。すぐに金を買う権利を申し込んだほうがいい」と勧誘された。

(80歳代 男性)

<事例2>

業者から「新型コロナウイルスの感染を防ぐために、行政からの委託で消毒に回っている」と電話があった。翌日も同じ業者から電話があり「新型コロナウイルス感染防止の資料を持参したい」と言われた。

(80歳代 女性)


<ひとこと助言>

  • 新型コロナウイルスに便乗した消費者トラブルの相談が寄せられています。
  • 行政から委託されたという業者などからの怪しい電話や訪問、心当たりのない送信元からの怪しいメール・SMSなど、怪しい・おかしいと思うものには反応しないようにしましょう。
  • 少しでもおかしいと感じた場合や、トラブルに遭った場合は、早めにお住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。
  • 今後、新たな手口が現れる可能性があります。国民生活センターでは新型コロナウイルスに関連した情報発信を行っています(「国民生活センター コロナ」等で検索)。根拠のないうわさなどに混乱せずに、正確な情報に基づいて冷静に対応することが大切です。


3月3日

住宅用火災警報器の寿命は10年が目安です

<事例1>

火災警報器から「火事です」との異常音が作動してびっくりした。引きひもを引っ張ると音は止まった。タバコは吸わないし、煙も出ていなかった。

(80歳代 男性)

<事例2>

早朝、急に自宅の火災警報器が鳴り出した。火の気はなく大丈夫だったが、あまりに大きな音で困った。また鳴ったらどうすればよいか。

(70歳代 女性)


<ひとこと助言>

  • 住宅用火災警報器(以下、警報器)は、火災をいち早く察知するためとても有用ですが、故障や電池切れ等により正常に作動していない場合もあります。いざというときに備え、警報器を定期的に点検することが大切です。
  • 警報器の寿命は10年が目安とされています。本体に記載されている製造年等を確認し、寿命を経過したものは交換しましょう。
  • 高所の警報器を点検・交換する際は、転倒・転落に十分注意しましょう。不安な場合は無理をせず、周囲の人などに依頼することも検討しましょう。
  • 警報器の点検方法や、鳴ってしまったときの止め方等については、取扱説明書やメーカーのホームページ等で確認しておきましょう。


2月12日

スチームクリーナーでやけど 取り扱いに気をつけましょう

スチームクリーナーを使った後、収納する際に本体とホースの間から出た蒸気がかかって手首をやけどした。冷やしたが痛みが引かないので病院に行った。

(60歳代 女性)


<ひとこと助言>

  • スチームクリーナーによるやけど等の事故が報告されています。スチームクリーナーは、高温の蒸気を発生する製品のため、製品自体にも熱くなる部分があるので、取扱いには注意が必要です。
  • 運転停止後もしばらくは製品が高温になるほか、内部に高温・高圧の蒸気が残っている場合もあります。給水や収納は製品が冷えてから慎重に行いましょう。
  • 装着部からスチームが噴き出すなどして、事故につながる恐れがあります。取扱説明書をよく読み、部品を正しく装着し、ゴム手袋等の保護具を着用して使用しましょう。
  • 購入する際は、安全機能が付いた製品やSマーク(電気製品認証協議会が推奨する電気製品に関する安全基準に適合していることを示すマーク)付き製品等も参考に選ぶのもよいでしょう。


1月21日

えっ!通信販売 クーリング・オフできないの?

ネット通販で靴を購入した。サイズが小さかったので交換を希望したが、合うサイズがなく、「返品はできない」と言われた。注文前に、「返品できない」との表示は目に入らなかった。クーリング・オフできないのか。

80歳代 男性)


<ひとこと助言>

  • 通信販売には、クーリング・オフ制度はありません。返品については事業者が決めた特約(返品特約)に従うことになります。
  • 「返品特約」が定められていない場合、商品を受け取った日を含めて8日以内であれば、消費者が送料を負担し返品できます。
  • 通信販売で、商品等を購入する際は、事前に返品の可否や返品・交換が可能な場合の条件などをよく確認しましょう。
  • よく分からない場合は、早めにお住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。


1月14日

家電量販店でカードが使われた!? 不審な電話に注意

家電量販店を名乗り、「あなたのキャッシュカードが使われている」と電話があった。

その後、預金保険機構というところから電話があり、カードの暗証番号を伝えた。

するとさらに警察からも電話で、「犯人を捕まえた。利用停止にするので、預金保険機構の人がカードを取りに行く」と言われ、受け取りに来た預金保険機構の職員を名乗る人にキャッシュカードを渡した。

確認したら口座から50万円引き出されていた。

(80歳代 女性)


<ひとこと助言>

  • 家電量販店や百貨店などが、直接顧客に対して「店頭であなたのカードが別の人に使われている」などと電話をすることはありません。このような電話があったらすぐに切りましょう。
  • 警察や公的機関、金融機関の職員等が、電話で暗証番号を聞くことや、カードを預かりに行くことはありません。絶対に他人にキャッシュカード等を渡したり、暗証番号を教えたりしないようにしましょう。


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