12月12日
<事例1>
テレビ広告を見て電熱ヒーター内蔵ブルゾンを注文した。
パジャマの上に着用したところパジャマが焦げてしまった。
(80歳代)
<事例2>
妻にヒーター内蔵型ベストを購入した。
妻が着用時、首のあたりが熱いと感じ、何気にベストの襟を触ったところ、指をやけどし水膨れになった。
ベストは4回着用しただけで、襟部が溶け穴が開いていた。
(相談者:60歳代)
<ひとこと助言>
12月5日
即席カップめんに湯とMCTオイルをほぼ同時に入れて食べようとしたところ、容器の底が抜け、足に湯がかかった。
熱いと思ったがやけどはしなかった。
商品には「カップが変質し破損するおそれがあるので、添付以外の食用油等は加えないでください」との注意表示があったが、目立たない表示だった。
(70歳代)
<ひとこと助言>
11月28日
スマホの機種変更のため、家電量販店内の携帯ショップに出向いた。
スマホの話が終わると担当者が代わり、ウォーターサーバーの無料レンタルとミネラルウォーター(月額約3千円)の契約を勧められ、了承してしまった。
担当者が私のスマホから申し込み手続きをし、契約書は渡されていない。
2カ月間利用したがやはり必要ないので解約したいと思い、事業者に連絡すると、解約料が1万円を超えると知って驚いた。
解約料の説明はなかった。
(70歳代)
<ひとこと助言>
11月14日
台所に置いていたヒーターから火が出た。
水を掛けて火を消したが、ヒーターを外に出そうとした際に、やけどや擦り傷を負った。
購入した家電量販店に連絡し調べてもらったところ、そのヒーターがリコール対象製品であることが分かった。
(80歳代)
<ひとこと助言>
11月7日
年配の女性から「どんなものでも買い取ります」と丁寧な電話があり、洋服の訪問買い取りを了承した。
しかし、訪問してきたのは若い男性で、突然「貴金属はないか」と強く言われ、用意していた洋服は車に放り込まれた。
怖くなって、亡くなった夫の金歯やネックレスなどを探して渡してしまった。
それらを探している間に、買取書のチェック欄に勝手に記入され、近くに置いていた印鑑で捺印までされていた。
男性は買い取り代として約2万5千円を置いて帰った。
(70歳代)
<ひとこと助言>
10月31日
<事例1>
毎日のように「何にでも効く」という健康食品の勧誘電話がかかってくる。
あまりにしつこいので購入を承諾してしまった。
届いたサプリを飲んでみたが効果もないし、金額も約11万円と高額だ。
年金生活で支払いも厳しく、解約したい。
(80歳代)
<事例2>
お得な電気料金のプランがあると電話がかかってくる。
現在の契約業者や家族構成を聞かれるが、それには答えず「必要ない」と言っているのに、何度も電話がある。
電話が来ないようにしてほしい。
(80歳代)
<ひとこと助言>
10月24日
自分も参加している身体障がい者のグループの知人夫婦から久しぶりに会おうと喫茶店に呼び出された。
来るとは知らなかった別の障がい者の知人から健康食品のマルチ取引を勧誘された。
二人だけ紹介すればすぐにお金が入るという。
「お金がない」と何度も断ったが、知人夫婦が支払いを立て替えてくれるというので、断り切れず自宅で契約した。
返品解約したい。
(50歳代)
<ひとこと助言>
10月3日
SNSを見ていたところ、国内ブランドの下着の広告が表示された。
公式通販サイトの広告と思い、リンク先になっていた通販サイトにアクセスして、ブラジャー2枚を5千円で代引き配達で注文した。
後日、宅配業者に代金を支払って荷物を受け取り、開封して商品を確認したら偽物だった。
通販サイトの画面は残しておらず、販売業者の情報はメールアドレスしかわからない。
宅配業者には「荷物を開封した後は受け取り拒否にはできない。返金はできない」と言われた。
送り状の依頼主の欄には、発送代行業者と思われる事業者の連絡先が記載されており、販売業者の情報は不明である。
(60歳代)
<ひとこと助言>
9月12日
<事例1>
DIY中、電動のこぎりで左手の指を切った。
親指は完全に切断され、人差し指もほとんど切断された状態となった。
(80歳代)
<事例2>
電動のこぎりを操作中、のこぎりが跳ね上がった際に、右足に傷を負った。
受診したところ、骨折もしていたことが分かった。
(80歳代)
<ひとこと助言>
9月5日
国内の旅行予約サイトで3週間後に出発の3泊4日の国内旅行ツアーを大人3人分申し込んだ。
前日に「1人あたり4万5千円」という広告を見てブックマークしておき、翌日、その広告サイトから条件を入力し、各項目に入れて申し込みを完了した。
その後、落ち着いて旅行代金を確認すると「1人6万円」に変わっていた。
すぐにキャンセルしたが、キャンセル料1万2千円を請求された。
申し込み前に確認画面も表示されていたが、よく確認せずボタンを押してしまった。
すぐにキャンセルしたのだから何とかならないか。
(70歳代)
<ひとこと助言>
8月22日
健康食品を購入し、数日食べたところ激しい腹痛と下痢を繰り返した。
かかりつけ医に相談すると健康食品が原因ではないかと言われ、食べるのをやめると腹痛も下痢も治まった。
販売店は「下痢を起こすような材料は入っていない。悪いものが身体から出ただけ」と言う。
(70歳代)
<ひとこと助言>
8月8日
スマホのゲーム中に「宝くじに当選するよう導いていく」という広告が出て、アクセスすると占いサイトだった。
老後の生活が心配で、家族のことも考え、宝くじに当たるならと思った。
サイトから来るメールに言葉や数字のら列が書いてあり、それを一文字ずつ送り返すと運気が上がるという。
送信1回につき1,500円かかるが、指示通りに、一文字ずつ何回も送った。
足の具合が悪くて友人に会えない寂しさもあり、楽しかった。
「もう少しで当たる」や「運気が上がる」という言葉を信じ、コンビニ決済やクレジットカードなどで、約400万円支払ってしまった。
(70歳代)
<ひとこと助言>
8月1日
顔のリフトアップが約1万4千円というCMを見て美容整形外科に行った。
医師ではない人にカウンセリングを受け「年齢的に安価な施術より他の施術と組み合わせた方がよい、約半額にできる」などと言われた。
症例を見せながら「こんなに変わる、絶対に失敗はない」と強調され、約50万円で契約した。
リスクの説明はなかった。「今すぐに」と勧められ、当日施術を受けたが、リフトアップの効果が感じられず左右のバランスが違った。
(60歳代)
<ひとこと助言>
7月25日
数十年前に「宅地造成するから」と勧められて山林を購入したが、その後宅地ができる様子はなく、そのまま所有するだけになっていた。
高齢になり、子や孫に迷惑をかけたくないので売却したいと考えた矢先、仲介業者から土地の売却を勧める電話があり、媒介と測量を依頼することにした。
事業者は、180万円で売却するので媒介手数料20万円を先払いするよう要求してきた。
すぐ支払ったが、その後連絡が取れなくなった。
(80歳代)
<ひとこと助言>
7月11日
現在自宅にソーラーパネルを設置している。
そのメンテナンスをすると訪問して来た人から「電気料金も年々上がっているので、蓄電池を購入しないか」と勧められ、約250万円を13年の分割払いで支払うという契約をした。
しかし、よく考えたら、自分たちも歳を取っており、支払いも難しくなるので、高額な契約はやめたほうがよいと思った。
解約したい。
(60歳代)
<ひとこと助言>
7月4日
インターネットの一括査定サイトで中古車の査定を依頼したところ、5社から連絡があり、その中の1社が自宅へ査定に来た。
「ドアに修理歴がある。事故車なので15万円だが、今日すぐに引き渡せば25万円で買い取る」と、強引に契約させられ、車を持って行かれた。
30分後に「他社と比較したいので車を戻してほしい」と伝えたが「今から返すのは面倒だ。他社にはこちらから連絡する」と言われ、車を返してもらえない。
解約して車を取り戻したい。
(70歳代)
<ひとこと助言>
6月20日
「台風による家屋の被害調査をしている」と電話があり、来訪を了承した。
事業者がドローンで屋根などの点検を行った後、写真を見せられ「屋根瓦に割れている箇所がある。損害保険の保険金で修繕できる。当社が保険金の申請をサポートする」と説明されたため、その場で保険金申請代行の契約をした。
その後、契約書をよく読むと「損害保険金支給額の35%を手数料として支払うこと」と記載があった。
冷静に考えると、保険会社への申請は自分でできる。
クーリング・オフしたい。
(70歳代)
<ひとこと助言>
6月13日
4年前、所有していたマンションを売って、そのまま賃貸でそこに住み続けられる契約をした。
売却金額は1千万円で、家賃の月額は9万5千円。
当時の月収は、夫と私の年金で25万円以上あったが、しばらくして夫が亡くなり、年金が減って家賃の支払いが遅れるようになった。
本日集金人がやってきて催促された。
事情を話すと「払わないなら出て行ってもらう」と言われた。
(70歳代)
<ひとこと助言>
6月6日
15年以上前に購入した扇風機を久しぶりに数時間使い続けたところ、羽根の付け根部分から火が出た。
食卓テーブルの上に置いていたものが燃え、消火器で火を消したが、テーブルクロスに小さな焼け焦げができた。
(当事者:90歳代)
<ひとこと助言>
5月23日
日帰りバスツアーの当選ハガキが届いた。
心当たりはなかったが、無料ならと思い参加した。
ツアー中に敷物の工場に立ち寄った際、高額なムートンのシーツを勧められた。
「今買うなら安くする。約60万円でいい」と言われたが、高額なので断った。
しかし、出発時間が迫り焦っている中「分割払いなら大丈夫」と強く言われ、慌てて契約してしまった。
クーリング・オフしたい。
(70歳代)
<ひとこと助言>
5月16日
自宅に電話があり「お試し価格の3千円で、換気扇やエアコンのクリーニングができる」と勧誘され、換気扇の掃除を依頼した。
業者が来訪し換気扇を掃除した後、汚れが付きにくくなるからと、コーティングを強く勧められ、断れずに承諾した。
すると、風呂場や洗面所の換気扇もコーティングされて約30万円も請求された。
高額だと思う。
(80歳代)
<ひとこと助言>
4月25日
キャベツを半分に切ってスライサーで調理していた。
食材が半分くらい残っていたのでまだ大丈夫と思い、安全ホルダーを使用していなかったところ、思いのほか食材が切れる速度が速かったため、指を受傷した。
(60歳代)
<ひとこと助言>
4月18日
トイレが詰まったので、インターネットで検索し「修理〇百円~」と記載のある業者に依頼した。
最初ポンプのようなもので作業したが改善せず、ドリルのようなもので詰まった異物を粉砕することになった。
「通常50万円だが半額にする」と言われ了承し、詰まりは解消した。
手持ちの現金がなく翌日支払うと伝えたがダメだと言われ、ATMで引き出して支払った。
気になって、後日他の業者に聞いたら、ありえないほど高額だと言われた。
(60歳代)
<ひとこと助言>
3月28日
新聞の折込広告で通常の半額の「拡大鏡」を見つけ、販売業者に注文の電話をした。
その際「目に良いサプリメントのサンプルを送る」と言われた。
後日拡大鏡とサプリメントが届いたが、同封の「明細書兼請求書」には、拡大鏡が「プレゼント」、サプリメントが約3千円と記載されていた。
その後2カ月連続、同じサプリメントが届いたので、おかしいと思い「明細書兼請求書」を改めて確認すると「1年定期」と記載があった。
注文した覚えはない。
(80歳代)
<ひとこと助言>
3月7日
「処分してもよい布団はないか」と男性が訪問してきたので、2階の押し入れにある座布団を引き取ってもらうことにした。
すると、業者が勝手に上がり込んで押し入れを開け、座布団ではなく羽毛布団などを勝手に出し「このままではダメになってしまうので、リフォームしたほうがよい」と熱心に勧めてきた。
根負けして約13万円の契約をしてしまった。
年金暮らしの身には高額過ぎて支払えない。
(80歳代)
<ひとこと助言>
2月28日
私は福祉施設の職員だが、福祉作業所で働いている知的障がいがある男性が、SNS広告の副業サイトを見て、ネット上で商品を購入して転売するマニュアルのようなものを購入した。
高額なクレジットカード決済と振り込みをし、何度か支払ったようだが、利益を上げられるとは思えない。
高額な支払いが難しいので困っているという。
(当事者:20歳代)
<ひとこと助言>
イラスト入りリーフレット(PDF形式)はこちらのURLからご覧いただけます。
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mglist.html
※リーフレットの文面はメールマガジンと同じものです。
2月21日
引越事業者に荷造りを任せて引っ越しをした際、有名作家が作った一点ものの陶器の縁が欠けてしまった。
引越事業者は責任を認めて弁償すると言うので、約4万円と申告したが、事業者が提示した金額はずいぶん少なかった。
事前に貴重な陶器作品とは申告していないが、有名作家が作ったので今購入したらもっと高額である。
納得できない。
(60歳代)
<ひとこと助言>
2月7日
<事例1>
1年3カ月前に約9万円で購入した液晶テレビの画面が故障した。
外的要因であるため量販店加入の保証の適用外だと言われた。
(70歳代)
<事例2>
テレビショッピングでテレビを購入したが、設置後数日でテレビ台から落下し液晶画面にひびが入った。
猫が原因だった。
販売会社には保証対象外と言われた。
(60歳代)
<ひとこと助言>
液晶テレビや有機ELテレビのパネルは薄いガラス基板で構成され、衝撃などで表面に傷はなくても内部が割れることがあり、電源を入れたときに破損に気付くこともあります。日頃の取り扱いに注意するようにしましょう。
イラスト入りリーフレット(PDF形式)はこちらのURLからご覧いただけます。
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mglist.html
※リーフレットの文面はメールマガジンと同じものです。
1月31日
屋根や外壁、水回りなどの“住宅修理”
保険金で住宅修理できると勧誘する“保険金の申請サポート”
“インターネットや電話、電力・ガスの契約切替”
“スマホのトラブル”契約内容や操作を確認
健康食品や化粧品、医薬品などの“定期購入”
パソコンに警告表示“サポート詐欺”
“架空請求”、“偽メール・偽SMS”
在宅時の突然の“訪問勧誘、電話勧誘”
“不安をあおる、同情や好意につけこむ勧誘”
偽サイトなどに注意“インターネット通販”
1月24日
プロバイダ事業者から個人情報の開示について同意を尋ねる通知がきた。
内容は、自分がファイル共有ソフトを用いて業者が制作した動画を不特定多数に閲覧可能な状態にして著作権を侵害したというもの。
すでに自分のIPアドレスは特定されている。
無料の動画サイトをいくつか見た記憶はあるが、ファイル共有ソフトのことは知らない。
(60歳代)
<ひとこと助言>
ファイル共有ソフトをインストールし、ソフトを通じてインターネット上で映像等のコンテンツをダウンロードすると、同時にアップロードもされて不特定多数のソフトユーザーに共有されることがあります。著作権者等に許可なく動画や音楽などのデータをやり取りしてしまうと、著作権侵害にあたるおそれがあります。正規の配信サイトを利用しましょう。
自分には心当たりがないにもかかわらず、事例のように発信者情報開示に係る通知等が届いた場合、家族や同居人などにも確認しましょう。パソコン等の端末を共有している他の人がファイル共有ソフトを使っている可能性もあります。
困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。